北海道神宮（ほっかいどうじんぐう）は、北海道札幌市中央区にある北海道最古で最大の大神宮で、円山公園に隣接しています。北海道の開拓・発展の守護神として1869年（明治2年）に創建されて札幌神社と呼ばれて親しまれ、1964年（昭和39年）に日本の礎を築かれた明治天皇を増祀（ぞうし）した折に社名を「北海道神宮」に改称しました。旧官幣大社であり、現在は神社本庁の別表神社として北海道の神社総本部であります。
祀られている御祭神は4柱おり、大国魂神（北海道の国土の神様）、大那牟遅神（国土経営・開拓の神様）、少彦名神（国土経営・医薬・酒造の神様）、そして明治天皇です。ご利益として金運上昇、商売繁盛、厄除け、子孫繁栄、安産祈願や縁結び、縁切りなどがあり、新しい第一歩を踏み出す人や挑戦する方に大変ありがたいところです。
道内最大のパワースポットとして有名なため、札幌中心部からも近いことから、毎年多くの信仰深い参拝者や観光客が様々な目的で訪れて参拝していきます。
注意しておきたいのは営業時間と駐車場です。参拝は24時間できるわけではなく、お正月以外では基本的に16時または17時に閉門してしまいます。駐車場は参拝者1時間無料、祈祷した方は2時間無料と嬉しいサービスもありますが、パーキング内が狭く、収容台数も少ないため、イベント時は混雑するでしょう。

北海道神宮にお参りしたら、北海道神宮頓宮（ほっかいどうじんぐう とんぐう）にもお参りしていきましょう。こちらは北海道神宮の境外末社であり、より市内中心に位置しておりバスセンター前駅を最寄り駅としています。ご利益として特に縁結び（恋愛成熟）と安産祈願が有名で、デートスポットとしても人気です。子宝に恵まれると言われる北海道最古の狛犬様と縁結びの狛犬様が鎮座しており、どちらも撫でると祈願が成熟されるとされています。
意外なことに北海道神宮の方には狛犬様が1対のみ鎮座しており、その姿を見たものは少ないため「幻の獅子狛犬様」と呼ばれています。札幌ドーム3つ分の境内のどこかにいるはずなので、参拝の際は探してみてはいかがでしょうか。
また、妊娠5ヵ月目の十二支の戌の日に犬の縁起にあやかって、安産祈願をする方が毎月両宮に多く訪れます。安全な移動手段としてクルマや電車が選ばれる傾向にあるので、戌の日は駐車場が若干混雑する可能性があります。

北海道神宮では、神前結婚式や七五三など人生儀礼を行うとともにシーズンのイベントが満載です。
◯初詣・お正月
ご利益最強の北海道神宮の初詣は、お正月の元旦深夜が一番混み合います。参列者への交通規制が引かれ、列は円山公園駅改札口まで続くことがあります。もちろん本来無料の境内駐車場も有料になり、基本的に大晦日から満車が続きますから、クルマで移動する際は注意が必要です。また元旦の朝6時〜10時にかけては一旦人混みが落ち着くため、時間を見極めて行動するのも良いでしょう。お守りを買い求める方や祈祷参拝者も多くいますが、御朱印を貰うために並ぶ方も少なくありません。

◯北海道神宮例祭（札幌まつり）
100年以上にわたり市民に愛される大規模なお祭りで、毎年6月14日～16日に開催されます。最終日の16日に神様に街を見て頂く「神輿渡御」が行なわれ、色鮮やかな平安時代の装束を纏った1000人以上の市民が北海道神宮の神様をのせた4基の神輿と8基の山車と共にに市内を練り歩きます。神輿のルートは円山にある北海道神宮を出発し、中心部を通ります。境内では伝統的な奉納行事などが行なわれ、円山公園と中島公園にはたくさんの屋台やお化け屋敷などの小屋が出店して大盛り上がりです。全国から人が押し寄せるため、近隣駐車場も混雑しています。

桜の名所としても有名な神宮の境内には、およそ1400本の桜と250本の梅の木が植えられています。花見の季節になると見事に開花し、参道は桜のトンネルになって参拝者の目を楽しませます。普段は厳かな雰囲気が漂っていますが、待ちに待った春の訪れを喜ぶように神社は華やかな一面を魅せます。花見客の目的はもちろん美しい桜と屋台でしょう。境内や円山公園内には屋台が立ち並ぶため、桜シーズンは毎日のように混んでいます。見頃は4月下旬～5月上旬。GW真っ盛りで全国から桜並木を見ようと来た観光客もたくさんいます。当然駐車場は満車ですので、クルマで来る際は、周辺の安くて近いコインパーキングに停めることをお勧めします。

北海道神宮ではイベントの屋台でお腹が膨れてしまうかもしれませんが、ホッと一息つける素敵な場所があります。有名老舗和洋菓子店の六花亭が手がける「六花亭 神宮茶屋店」は参拝者の休憩スポットとして境内にあります。名物菓子「判官さま」はここでしか食べられない人気の焼き餅菓子で、中にはつぶあんがたっぷり入っています。無料配布のほうじ茶と一緒に桜を見ながら舌鼓を打ちましょう。

北海道神宮は市民、観光客から愛される場所です。近年では御朱印を集める方が記念日に並んでいる姿も見受けられます。また北海道札幌には外国人観光客も多く訪れ、札幌市円山動物園も含めた観光バスツアープランには組み込まれるところです。イベント時になれば、混雑状況は予想通りで広い境内に人が行き渡ってしまうほどです。参加される際は事前に混雑具合を調べておくのがベストでしょう。

北海道神宮へクルマでアクセスする時は、（1）道央自動車道「新川IC」から宮の森方面へ、（2）札樽自動車道「札幌西IC」から宮の森方面への2通りあります。イベント時には神宮に向かうにつれ、一般道路が渋滞すると予想されます。駐車場は西と東にあり、合わせて約240台収容できます。料金は500円/60分ですが、参拝後に神門横の警備室に渡せば、1時間分を無料にしてくれます。
大型連休や祭典がある時は優先的に駐車場は埋まっていきますので、周辺の駐車場の最大料金や利用時間をあらかじめ複数調べておくのを推奨します。

「タイムズのB」の駐車場予約サービスなら、混雑が予想される場合でも予約で車室を事前に確保することができ、快適なおでかけをサポートすることができます。利用日の2週間前から駐車場の予約が可能で、登録もWebで簡単にできます。会員登録に入会金・年会費は必要なし、入会後すぐにWeb予約が可能です。
予約時間内なら1日で何度でも出し入れ自由。クルマで上野動物園に行く場合は、駐車場は事前にしっかり確保しておいた方が当日安心です。北海道神宮近辺の観光・買い物の際に、フットワーク良く動くための力強い味方になるでしょう。

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北海道札幌市中央区宮ケ丘４７４