米子駅は県内で鳥取駅に次いで第2位の乗降客数を誇る、JR山陰本線駅の一つです。特急を含むすべての列車が停車し、今となっては少なくなってしまった寝台列車「サンライズ出雲」の停車駅でもあります。2011年にバリアフリー化し、タクシー乗り場・バスターミナルともに充実しています。高速夜行列車も乗り換えることができ、松江駅まではJR山陰本線 アクアライナーに乗って36分、鳥取駅まではスーパーまつかぜ10号に乗れば1時間で到着します。交通網の良さから観光客だけでなく、出張できたビジネスマンの利用が大きい駅です。
鳥取県は漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の著者・水木しげるさんの故郷ということもあり、JR境線の各駅には、それぞれ人気妖怪キャラクターの名前がつけられています。米子駅は「ねずみ男駅」と呼ばれ、境港駅は「鬼太郎駅」という愛称で呼ばれています。JR米子駅境港線の０番（霊番）ホームには木彫りのねずみ男の像があり、鬼太郎や妖怪でラッピングされた鬼太郎列車が走っています。この列車は「妖怪列車」、ゆえにアナウンスも「つぎは〜鬼太郎駅〜。」と流れるので不思議な体験をしているみたいですね。大人子供にも人気の列車に乗って、いざ妖の世界を旅しましょう。

米子市がある鳥取県は、「松葉カニ」を代表に蟹の水揚げ量が日本一！駅前の定食屋や居酒屋でディナーにいただくことができます。また、鳥取県産米「きぬむすめ」は日本穀物検定協会が発表した「米の食味ランキング（平成２５年産）」において5段階評価最高の「特A」を受賞したブランド米で、お土産に買っていく人が多くいます。米子グルメの主要エリアとお店の立地傾向は、交通アクセスの良い米子駅周辺に集中しています。仕事終わりでも立ち寄りやすく、観光客も来やすいので多くの人で賑わっています。イオンなどの商業施設は地元の人が利用する傾向が強く、ランチ時になると行列ができるお店があるほど、賑わいます。観光スポットでもある「お菓子の城・壽城」や「白鳳の里」へ向かう際は、なるべく駅周辺のコインパーキングに入れることをお勧めしますが、時間帯によっては難しいため候補を複数調べておくと良いでしょう。

皆生温泉
温泉大国・日本でも珍しい「海に湯が湧く」皆生温泉。その名の通り皆生海岸の浅瀬に湧き出す熱湯で、泉質はナトリウムが高く、塩の効果で保温効果に優れ、神経痛やリウマチ、皮膚病などに効果があります。東南に秀峰大山、北に美保関、そして遥か水平線に隠岐島を望む景勝地が広がり【日本の朝日100選】・【日本の渚100選】・【日本の白砂青松100選】・【都市景観100選】にも選ばれた皆生から弓ヶ浜にかけての一帯は、旅人の心を穏やかにします。温泉街の目前には皆生温泉海水浴場があり、安全性と水質の良さが認められた環境省『日本の水浴場88選』のひとつに選ばれた美しいビーチです。
米子城跡
駅からクルマで3分のところにある失われた米子城跡です。吉川広家が天正19年（1591年）に築きはじめた城を、中村一忠が完成させたといわれています。その後米子城を中心に米子は栄えていきましたが、明治の初めに取り壊され、現在では石垣のみが残っています。

湊山公園は、桜の名所として知られており、年中を通して多くの草木が生い茂る自然豊かな公園です。夏の風物詩・がいな祭の花火大会もこの公園で開催されます。県外から多くの観光客が押し寄せるため、交通規制が敷かれる他、収容台数100台ある公園内無料駐車場は早い時間帯から満車になります。クルマで参加する際は、最大料金も踏まえた駅にほど近く、安い駐車場を探す必要はあります。来場者は10万人を越すイベントもありますので、万が一駐車できないという状況にならないように事前準備はしっかりと行いましょう。

美しい風景や美味しいグルメを堪能するには、やはりクルマで移動することが一番です。しかし、駐車場を探す可能性があるかもしれないと不安なまま旅行にいく人が多いのではないでしょうか。
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