山口県宇部市にある宇部港は、石炭の積出港やセメント産業などの工業港として重要な役割を担っている港です。石炭景気によって発展し、昭和26年に重要港湾に指定された宇部港は、現在も大手コンテナ船社が多数寄港するコンテナターミナルとして利用されており、世界の主要港とのアクセスができます。
ビジネスなどで宇部港へアクセスする場合、最寄り駅はJR宇部線の宇部新川駅、琴芝駅、東新川駅で、目的地が宇部港内のどこかによって変わります。山口宇部空港から宇部港まではクルマで10分ほどで行くことができ、空港からのアクセスが良好です。
また宇部港で働く方だけでなく、宇部港周辺には宇部市役所や税務署などもあるため、ビジネスなどのためにクルマで訪れる方も多く、宇部港周辺には時間貸駐車場が多くあります。宇部市役所周辺に150台以上収容可能な市営の立体駐車場があり、土日祝日は2時間無料で利用することができます。長時間利用する用事があるときは最大料金の設定がある駐車場がオススメです。また、駐車スペースを事前に確保しておきたいときは、予約制駐車場の利用も良いでしょう。
宇部港の近くには宇部市の漁業の拠点となる「宇部岬漁港」があり、地元の漁業者によって水揚げされた新鮮な魚介類が購入できるほか、旬の魚介をメイン食材にした定食を食べられるお店などがあり、地元の方や観光客で賑わう人気スポットとなっています。また、宇部岬漁港周辺は釣りスポットとしても人気があり、投げ釣りやルアー釣りなどが楽しめます。
宇部岬漁港はJR宇部線の宇部岬駅が最寄り駅で、山口宇部空港からは徒歩16分ほどで歩いてアクセスすることもできます。クルマの場合は駅周辺に駐車場が少ないため、事前に訪れるお店や施設の駐車場情報を調べておくと良いでしょう。

宇部港や宇部港近くにある宇部岬漁港では、グルメやショッピングが楽しめます。

• 浜売り
  宇部港で開催される「浜売り」は、漁師さんから獲れたての海産物を買うことができ、地元の方以外に観光客からも人気です。船が戻ってくる昼過ぎ頃から行われますが、海の状態や時期によってはお休みの場合があります。
  専用の駐車場はないため、周辺の駐車場にクルマをとめて歩いて向かうのが良いでしょう。


• うべ新鮮市場 元気一番
  宇部岬漁港にある「うべ新鮮市場 元気一番」では地元で獲れた魚介類などの販売のほか、新鮮な魚介類を堪能できる食堂も併設されています。営業日は金〜日曜日と祝日のみで、営業時間も販売は9〜15時、食堂は11〜14時までと限られているため注意が必要です。
  駐車場も完備しているためクルマでアクセスすることもできます。

宇部岬漁港には専用の駐車場がないため、漁港に観光や浜売り目的で訪れる場合は、周辺の駐車場を調べておきましょう。また、グルメを楽しみに飲食店を訪れる場合も、駐車場の用意があるかどうか事前に確認しておくことが大切です。
漁港周辺に駐車場は少ないですが、宇部港周辺には時間貸駐車場（コインパーキング）も豊富なため、そちらにクルマをとめて公共交通機関を利用してアクセスするのも良いでしょう。

宇部港周辺では時期によって花火大会やお祭りなどのイベントが開催され、県内外から観光客が集まります。

• 宇部市花火大会
  毎年7月に宇部港が会場となって行われる「宇部市花火大会」は、11,000発もの花火が打ち上げられる人気の花火大会です。山口県最大級の光と音の祭典ともいわれ、BGMを聴きながら音楽とシンクロした花火を楽しむことができるほか、露店も出て大いに賑わいます。
  当日は周辺の小学校や図書館などの駐車場が無料開放されるほか、周辺には有料駐車場も多数あります。会場周辺の道路は交通規制がかかるため交通規制の情報も調べておきましょう。


• 宇部さかなまつり
  11月頃に「山口県豊魚祭」と同時開催される「宇部さかなまつり」は宇部漁港で鮮魚や加水産加工品の販売をはじめ、ステージショーが楽しめるお祭りです。飲食ブースもあり、イートインスペースで海の幸を味わいながら楽しめるお祭りとなっており、地元の方や観光客などで賑わいます。
  クルマで来場した場合は会場となる宇部岬漁港周辺には駐車できないため、東部体育広場とその駐車場を臨時駐車場として利用できます。

このように宇部港周辺で行われるイベントは、県内外から大勢の観光客が訪れるため、周辺の駐車場や道路が混雑します。臨時駐車場も用意されますが、基本的には公共機関での来場が推奨されています。宇部港周辺で行われるイベントにクルマで訪れたい場合は、沿線駅周辺の駐車場にクルマをとめて公共機関で移動するほか、事前に自分専用の駐車スペースを確保できる予約制駐車場の利用もオススメです。

宇部港周辺には漁港以外の観光スポットもあり、ドライブがてら周辺観光を楽しむことができます。

• ときわ公園
  宇部港周辺からクルマで10分ほどのところにある「ときわ公園」は、東京ドーム40個分といわれる広大な面積を持ち、常盤湖を囲うように広がる自然豊かな総合公園です。動物園や遊園地なども併設しており、1日中楽しめる人気のスポットとなっています。
  広い園内には複数駐車場があり、アクセスしやすいよう施設周辺に配置されています。臨時駐車場含めて最大1,300台以上収容可能で、クルマでのアクセスがオススメです。


• 藤河内茶園
  「藤河内茶園」は西日本最大を誇る広さの茶園で、一面に広がる茶畑の景色を楽しめます。宇部港周辺からクルマで30分ほどで行くことが可能です。
  毎年5月3日にはお茶摘みを体験できるイベントが開催されます。また、茶園からクルマで10分ほどのところにあるお土産販売所でショッピングができるほか、製茶工場の見学も楽しめます。
  茶園に駐車場の用意がないため、茶摘み体験のイベント当日は宇部市内から送迎バスを予約するか、無料シャトルバスが出る指定の周辺施設の駐車場を利用しましょう。

宇部港周辺には観光スポットがありますが距離が離れているため、観光で訪れた際はクルマで巡ると便利です。観光スポットごとに駐車場の有無などを確認しておき、GWや観光シーズンなど混雑が予想されるときは周辺の時間貸駐車場（コインパーキング）も調べておくと良いでしょう。

宇部港周辺は駐車場も多く、クルマで訪れやすいといえるでしょう。周辺には観光客や釣り客からも人気の高い宇部岬漁港があり休日も多くの人で賑わいます。
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