高野山の特徴
和歌山県伊都郡高野町にある高野山は、平安時代に弘法大師・空海が開いた日本仏教における一大聖地です。高野山は標高900mほどの山上盆地で、蓮の華のように八葉の峰々に囲まれている地形が特徴です。
高野山は「一山境内地」といって山内全体が高野山真言宗総本山である「金剛峯寺」の境内となっており、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として登録されています。春は桜やシャクナゲ、秋は紅葉など、四季の草花が楽しめる高野山は、国内外から多くの参拝客が訪れる人気の観光地となっています。その一方で、1886年に創設された「高野山大学」では、密教・仏教の精神に基づいた教育も行われています。
高野山に電車でアクセスする場合、大阪方面からはなんば駅から、和歌山方面からは橋本駅から南海高野線に乗って極楽橋駅まで行き、そこから南海高野山ケーブルで高野山駅までアクセスできます。
クルマでアクセスする場合、高野山は広大なためどこからアクセスするかによって最寄りのICや利用する道が変わります。京奈和自動車道のかつらぎ西ICで降りれば、道が整備されていて走りやすい国道480号線を通って40分ほどで高野山へアクセスできます。
高野山の駐車場活用
高野山はかなり広大な敷地のため、高野山内には駐車場がいくつもあります。ほとんどの駐車場が無料で利用できるだけでなく、一部の駐車場以外は24時間駐車できて便利です。
高野山内にあるスポット周辺に10~200台ほど収容可能な駐車場があり、高野山内全体で平日は700台以上、休日は780台以上駐車可能です。さらに、休日や連休、イベント期間中、紅葉シーズンなどは臨時駐車場も開設され、駐車台数は合計1,000台以上になります。
高野山はドライブスポットでもあるため、クルマでアクセスするのがオススメです。高野山内には駐車場が多数あるため、1つの駐車場にとめて歩くのではなく、スポットごとにクルマで移動して観光するのも良いでしょう。ただし、イベント期間中や紅葉シーズンには駐車場が混雑するため、高野山内を走る南海りんかんバスを利用して、高野山を巡る方法も推奨されています。ほかにも、駐車場の混雑を避けるために、高野山へアクセスしやすい南海高野線沿線の駅周辺の駐車場にクルマをとめて、電車とケーブルカーを乗り継ぐ方法もあります。
高野山の見どころを巡る
高野山内にはいくつもの観光スポットがあるため、クルマやバス、徒歩などで各スポットを移動しながら観光を楽しむ人が多いです。
- 金剛峯寺
高野山真言宗の総本山である「金剛峯寺」の本殿は、ヒノキの皮を重ねて作られた檜皮葺(ひわだぶき)の屋根や、火事の際に溜めた雨水で屋根を湿らせる役割がある天水桶が屋根の上にあるのなどが特徴です。拝観料を払い、なかに入ると美しい襖絵や龍が向かい合って潜んでいるように見える石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」などを見学できます。
金剛峯寺へ行く際は、向かいにある30台以上駐車可能な「金剛峯寺前駐車場」を利用すると便利です。
- 奥の院
高野山の信仰の中心である「奥の院」は、弘法大師が入定している聖地です。弘法大師御廟までの参道には樹齢千年にも及ぶ老杉が並び、供養塔や墓石、慰霊碑などが立っています。奥の院にクルマで行く場合は、180台以上駐車可能な「中の橋駐車」もしくは50台以上駐車可能な「国道371号駐車場」にとめると便利です。
高野山内にはそれぞれの観光スポット周辺に駐車場があるため、クルマで巡ることもできます。クルマで移動する場合には、事前にお目当ての観光スポット周辺の駐車場をチェックしておきましょう。休日などは駐車場が混雑するため1つの駐車場にクルマをとめて、徒歩やバスを使って巡るのがオススメです。
高野山周辺で食事・ショッピング等
高野山を訪れたら、観光だけでなく食事やショッピングも楽しみましょう。
- 中央食堂 さんぼう
高野山といえば「精進料理」が有名ですが、「中央食堂 さんぼう」では本格的な精進料理がリーズナブルに楽しめます。ランチタイムは大勢の観光客で賑わう人気店で売り切れ次第終了してしまうため、早めに訪れると良いでしょう。駐車場はありませんが、徒歩4分のところに金剛峯寺前駐車場があるため、こちらの駐車場を利用すると便利です。
- 花菱
千手院橋(東)バス停前にある「花菱」は、精進料理や懐石料理が楽しめるお食事処です。寺院の祭事に用いられている器などを使い、その時期ごとに旬の食材を使った料理を堪能できます。人気店のため予約しておくと安心です。
店舗から徒歩2分ほどのところに専用駐車場も完備されていますが、行楽シーズンは混雑が予想されるため周辺の駐車場も調べておきましょう。
- 角濱ごまとうふ総本舗
「角濱ごまとうふ総本舗」は、金剛峯寺や高野山内のさまざまな寺院に納めている老舗のごまとうふ店です。高野山に参拝に訪れた方からの人気が高いごまどうふをお土産として買って帰ることができます。
周辺には「愛宕第1駐車場」や臨時駐車場の「愛宕第2駐車場」があるためこちらの駐車場を利用できるほか、愛宕前バス停から徒歩2分ほどでアクセス可能です。
- みろく石本舗 かさ國
「みろく石本舗 かさ國」は、北海道産のつぶあんが入った高野山名物の「みろく石」が人気です。みろく石は高野山へ歩いて訪れてきた人の疲れを癒すために振る舞われたお菓子が元といわれています。金剛峯寺前駐車場から徒歩5分ほどでアクセスできるため、こちらの駐車場を利用すると便利です。
このように、高野山内には精進料理や高野山の人気お土産などを購入できるお店が多くあります。お店によって駐車場の用意がない場合もあるため、お店から近い駐車場の場所などを確認しておきましょう。
高野山で宿坊体験
高野山内の50ヶ寺以上が「宿坊」として利用できるため、高野山を訪れたら宿坊体験もオススメです。宿坊は元々、お寺や神社の宿泊施設のことで、僧侶や参拝者のみが宿泊できる施設でした。現在では一般の方も宿泊できるところが増えており、精進料理や朝勤行体験など普通の宿泊施設とは違う非日常を体験できます。
- 遍照尊院
金剛峯寺から徒歩6分ほどのところにある「遍照尊院」は宿坊として利用できるほか、予約やチェックイン時に伝えれば写経やお砂踏みなど修行体験もできます。11月は紅葉、1月は初詣と多くの参拝客で賑わいます。また、駐車場も完備しているため、予約時に連絡しておけば利用可能です。
- 恵光院
「恵光院」は阿字観や写経などのプログラムが充実している宿坊で、宿坊を初めて体験する方にも丁寧に指導してもらえるため安心して利用できます。境内には収容台数30台ほどの駐車場の用意があるほか、周辺の駐車場も利用できるため場所などを調べておきましょう。
宿坊として利用できる寺院には駐車場の用意があるところが多いですが、駐車場を予約する場合や先着順でとめられない場合などがあるため、事前に駐車場情報を確認しておきましょう。また、宿坊周辺の駐車場情報も調べておくと安心です。
高野山周辺の駐車場をお探しなら「タイムズのB」
高野山周辺には無料駐車場が多くクルマでのアクセスが便利です。休日や紅葉シーズンなどは観光客が多く訪れるため、駐車場が混雑します。駐車場の混雑が予想されるときは、高野山へアクセスしやすい南海高野線沿線の駅周辺にある駐車場にクルマをとめて、電車やケーブルカーでアクセスする方法も良いでしょう。
タイムズのBは駐車場を「貸したい方」と「借りたい方」をWEBでつなぐサービスです。使い方はとっても簡単!登録された全国の「空きスペース」から借りたい場所を見つけてWEB予約するだけ!
料金や立地を事前にWEBから確認できるため、当日現地であわてることなく快適におでかけできます♪おでかけはもちろん、引越しや来客時の一時的な駐車スペース確保にもおすすめです!