三峯神社は、埼玉県秩父市にある関東屈指のパワースポットとして知られている神社です。日本武尊が国生みの神を祀ったと伝えられており、秩父神社と寳登山神社（宝登山神社）とあわせて「秩父三社」と呼ばれています。
三峯神社は大きな鳥居の横に小さな鳥居が2つくっついているような「三ツ鳥居」といわれる珍しい様式の鳥居のほか、狛犬の代わりに珍しい狼の像が鎮座しているのが特徴です。狼は三峯神社の神の使いであり、像のほか御朱印にも狼が描かれています。毎月1日に頒布していた「白い氣守り」は頒布中止になっていますが、色違いの氣守りは現在も多くの人が求める人気のお守りです。

妙法ケ岳の山頂には「奥宮」があり、天空のパワースポットとしてご利益を求める人が集まります。奥宮は三峯神社本殿から1時間半ほど山道を歩いて行ける、5～10月頃の開山期間中のみ行くことができるレアスポットです。
三峯神社の最寄り駅は秩父鉄道の三峰口駅で、駅から三峯神社まではバスを利用すると50分ほどで到着します。三峰口駅までは池袋駅から2時間半ほど、八王子駅からは2時間40分ほどでアクセス可能です。

クルマの場合、東京方面からは関越自動車道の花園ICより1時間40分ほど、山梨方面からは中央自動車道の甲府昭和ICより1時間50分ほどで三峯神社に到着します。

三峯神社には「第一駐車場」と「第二駐車場」の2つの有料駐車場が用意されており、第一駐車場は240台、第二駐車場には40台以上が駐車可能です。開門時間は朝8時から夕方18時までとなっていますが、登山目的で夜間もクルマをとめておきたい方は、夜間利用者用のゲートが設けられている第二駐車場を利用しましょう。
また三峯神社は、休日や観光シーズンには駐車場や周辺道路が大変混雑します。三峯神社をスムーズに参拝するためには、午前中までに参拝できるよう早めに到着するのがオススメです。

三峯神社周辺には時間貸駐車場（コインパーキング）がありませんが、混雑が予想される日は、三峯神社まで三峰口駅や西武秩父駅からバスで行けるため、駅前に駐車場が多い秩父駅など、アクセスしやすい秩父鉄道沿線の駐車場にクルマをとめるのもオススメです。その場合は長時間駐車することが予想されるため、最大料金の有無や料金などを事前に調べておきましょう。

三峯神社は、参道周辺にお食事処があるほか、秩父鉄道沿線の駅周辺にも秩父グルメを堪能できるお食事処が豊富です。

• 大島屋「わらじカツ丼」
  「大島屋」は三峯神社の三ツ鳥居の近くにある食堂で、そのアクセスの良さから参拝客で賑わう人気のお店です。さまざまな秩父グルメが楽しめますが、なかでも「わらじカツ丼」はどんぶりからはみ出るほどの大きなわらじカツが特徴で、西武鉄道のCMでも話題になりました。


• やなぎや「くるみ蕎麦」
  秩父グルメの一つ「くるみ蕎麦」の元祖といわれている「やなぎや」は、秩父駅から徒歩10分ほどのところにあります。秩父産のクルミを使ったこだわりのくるみ蕎麦が堪能でき、三峯神社へ参拝に訪れた観光客や地元の方で混雑する人気のお食事処です。数に限りはありますが、駐車場の用意もあるためクルマでのアクセスもできます。

三峯神社の駐車場にクルマを駐車した場合は、参道にあるお土産店やお食事処を歩いて巡ると良いでしょう。また、休日や観光シーズンは三峯神社の駐車場は混雑するため、秩父駅など駐車場が多いエリアにクルマをとめて駅周辺でゆったり食事をして、電車やバスを乗り継ぐのもオススメです。

三峯神社では、さまざまなイベントが開催されています。

• ごもっともさま
  三峯神社では2月の節分に行われる通称「ごもっともさま」が有名で、子宝や夫婦和合、悪霊退散、五穀表情などのご利益があるといわれています。年男たちが「福は内、鬼は外」と唱えて豆をまいたあと添人が「ごもっともさま」と叫び、1mほどのすりこぎ棒型の「ごもっとも様」を突き出す珍しい神事です。1月には「豆炒り神事」が行われ、こちらは一般の方でも参加できます。


• 歳旦祭
  1月1日には歳旦祭・元旦祈願祭が行われます。三峯神社は標高1,000mほどのところにあるため、初詣客のほか、初日の出を見に早朝から多くの人が訪れます。

三峯神社は休日や観光シーズンになると駐車場や周辺道路が混雑しますが、初詣の時期は特に混雑が予想されます。三峯神社までの道路は渋滞し、駐車場は満車で駐車待ちの行列ができます。クルマでアクセスする場合はなるべく早めに訪れるか、三が日ではなくピークを避けて訪れるのがオススメです。周辺駅からバスでアクセスする場合でも、早朝はバスが運行しておらず、それ以外の時間も本数が限られているため、事前に時刻表をしっかりと確認しておきましょう。

三峯神社周辺にはクルマでアクセスできる観光スポットもあるため、クルマで三峯神社を訪れた際は、周辺観光を楽しんでから帰るのもオススメです。

• 羊山公園
  羊山公園は芝桜の名所として秩父のなかでも特に人気の観光スポットです。
  「芝桜の丘」には、羊山丘陵の斜面を利用した広大な敷地に40万株の芝桜が植栽されており、花のパッチワークと称される美しい風景が広がっています。三峯神社からはクルマで1時間ほどのところにあります。
  羊山公園には駐車場が複数あるため、クルマでアクセス可能です。しかし、例年4月中旬から5月初旬の見頃の時期に開催される「芝桜まつり」の期間中、混雑が予想される土日祝日などは公園の無料駐車場が封鎖され交通規制が実施されます。臨時駐車場が設けられるため、芝桜まつり期間中にクルマで訪れる場合は、事前に交通規制の情報や臨時駐車場の場所などを確認しておきましょう。


• 秩父神社
  三峯神社とともに秩父三社の一つとして知られる「秩父神社」は、本殿が埼玉県の重要文化財として指定されているだけでなく、社宝の神輿が県の文化財に、秩父神社の例祭である「秩父夜祭」が国の重要有形・無形民俗文化財やユネスコの無形文化遺産に指定されるなど、歴史的・文化的価値が大変高い神社です。
  秩父神社は、三峯神社からクルマで1時間ほどの場所にあります。周辺に無料駐車場があるためクルマでのアクセスも可能です。無料駐車場は台数に限りがあるため、周辺の時間貸駐車場（コインパーキング）も調べておくと安心です。

三峯神社は標高1,000mの山のなかにあるため、秩父観光でほかのスポットとあわせて巡る場合は、クルマで移動するのが便利です。駐車場の用意がある観光スポットが多いですが、駐車台数に限りがある場合やイベント開催時、休日などは混雑が予想されます。観光スポットごとに周辺の駐車場情報を調べておきましょう。その際は予約制の駐車場を利用すると事前に駐車スペースを確保することができ、駐車場探しに困りません。

三峯神社には専用駐車場があるためクルマでのアクセスが便利です。駅からバスでアクセスする場合は本数が少ないため、バスの時間をしっかりと確認しておきましょう。三峯神社は休日や観光シーズンなど、周辺道路が渋滞し駐車場の混雑が予想されるため、早めに訪れたり、周辺駅の駐車場とバスを利用したり、事前に計画を立てておくことをオススメします。

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