姫島は大分県国東半島の北に位置する離島です。瀬戸内海の周防灘海域に浮かぶ姫島は、火山活動によって生まれた4つの小島が砂州で連結されたことにより1つの島となりました。
日本神話の一つでもある「国生み」の神話では、イザナギとイザナミの二柱の神が生んだ島「女島」が姫島であるといわれており、姫島の名前の由来は、白い石から生まれたお姫様が、とある国の王子に求婚されたときに姫島に逃げ、比売語曽（ひめこそ）の神になったことだと言われています。
そんな歴史ある姫島には「姫島七不思議」と呼ばれる7つの伝承があり、伝承にちなんだ名所も島の各地にあります。
また、姫島にはさまざまな種類の魚が釣れるポイントがあり、多くの釣り人が訪れるほか、海水浴を楽しみに訪れる方、海の幸を目的に訪れる観光客も多く、姫島は人気の観光地となっています。
さまざまな観光の魅力がある姫島ですが、島内に電車は通っていないため、主な移動手段はクルマか自転車、もしくは徒歩となります。姫島は東西に６.6km、南北に2.6km、周囲は17kmある島のため、もし徒歩で島を1周しようとすると3時間以上かかってしまいます。のんびり歩いて島の景観を楽しむのも良いですが、スムーズな観光にはクルマ利用がオススメです。
姫島へ向かうフェリーにクルマを乗せることもできるほか、島内にはレンタカーショップもあります。島内にはフェリー乗り場がある港や飲食店、観光スポットなどに駐車場が設置されているため、クルマでの観光も楽しむことができます。

姫島へ行くには国東市の「伊美港」からフェリーに乗り、「姫島港」へ向かいます。
伊美港から姫島港までは20分ほどで到着し、そこからバスやクルマなどを利用して姫島を観光できます。フェリーは朝から夕方まで1日10便以上出ており、観光もゆっくりできるでしょう。
フェリーにクルマを乗せることもできますが、姫島港周辺に小型電気自動車をレンタルできるお店があるため、伊美港周辺の駐車場にクルマをとめ、姫島でクルマをレンタルすることもできます。
また、姫島にあるフェリー乗り場には地域の特産品を取りそろえた売店が設置されているため、姫島観光帰りにはぜひ立ち寄ってみましょう。

海に囲まれた姫島では、さまざまな観光スポットやイベントを楽しむことができます。

・姫島海水浴場
7月から8月いっぱいまで開かれている「姫島海水浴場」は、広い砂浜と綺麗な青い海が魅力の海水浴場です。海岸は500m続いており、ゆっくりと泳いだり、砂浜遊びを楽しんだり、観光客が多く訪れるだけでなく島民からも親しまれています。
30台以上収容できる駐車場が完備されていますが、シーズン中は多くの海水浴客が訪れるため駐車場が満車になる可能性もあります。周辺の駐車場情報を調べておくか、ほかの移動手段も検討しておくと良いでしょう。

・観音崎
姫島のなかでも特に景色が素晴らしい「観音崎」は「姫島の黒曜石産地」として知られており、一帯は国の天然記念物にも指定されています。全国的にも貴重なものである黒曜石ですが、観音崎には高さ40m、幅が120mにも及ぶ黒曜石の断崖があり、圧巻です。
日が暮れる頃、周防灘に夕日が沈む光景はとても綺麗で、フォトスポットとしてもオススメです。観音崎はドライブコースとして人気があり、その景観を楽しみに多くの方が訪れます。

・キャンプ場
姫島にはキャンプができる施設があり、姫島港から徒歩15分ほどで到着する「青年団キャンプ場」ではテントの貸し出しのほか、薪や炭の販売もしているため、利用者は必要最低限のキャンプ道具をそろえていけばキャンプを楽しむことができます。また、バーベキューグリルや釣竿といった食や遊びを楽しむ道具、タオルケットなど宿泊に必要な備品もレンタル可能です。

・姫島盆踊り
毎年8月に開催される「姫島盆踊り」では、猿丸太夫や銭太鼓など地域の子供たちや一般の方によって躍り継がれている伝統踊り、新しく趣向を凝らして生み出された創作踊りが披露されます。
夜間臨時便も運行され、多くの方が長く姫島でお祭りを楽しんでいきます。姫島盆踊り開催期間中はフェリーにクルマを乗せることができなくなるため、国東市の伊美港にクルマをとめると良いでしょう。伊美港周辺の駐車場にクルマをとめるときは、姫島への滞在時間が長くなる可能性を見込み、駐車料金や最大料金の設定の有無を事前に確認しておくと安心です。

姫島にはレンタカーショップがあるため、伊美港周辺の駐車場にクルマをとめて、レンタカーで島内をクルマ観光することもできます。また、姫島盆踊りなどのイベント開催期間中は、フェリーにクルマを乗せることができなくなるため、姫島に渡る方法や目的地周辺の駐車場情報を事前に調べておき、伊美港周辺の駐車場情報、最大料金や割引の有無などもチェックしておくと良いでしょう。

姫島のグルメといえば海産物です。
姫島では天然の車えびが漁獲できるだけでなく養殖も行っており、「姫島車えび」という名で姫島のブランド商品となるほど品質も味も良好なことで有名です。また、車えびと同じく島の名産品である「姫島かれい」は、刺身で食べても煮付けにしても美味しく食べられます。
さらに、郷土料理「鯛めん」や、姫島の名産品の車えびをたこと一緒に出汁と卵で包んだ「えびたこ丼」などは姫島グルメとして人気があります。

姫島グルメを堪能できる飲食店には駐車場が用意されており、なかには大型バスも駐車できるほど広い駐車スペースを取っているお店もあります。ですが、全ての飲食店に駐車場が完備されているわけではないため、事前に駐車場の用意があるか確認し、ない場合は周辺の駐車場情報を調べておくと良いでしょう。

姫島観光はクルマで巡るのもオススメです。フェリーにクルマを乗せて姫島へ渡ることもできますし、島内でレンタカーを借りても良いですね。
イベントの日などはフェリーにクルマを乗せられないこともありますので、伊美港周辺の駐車場情報を事前に調べておき、最大料金の設定がある駐車場や駐車料金の安い時間貸駐車場（コインパーキング）にクルマをとめて移動するパークアンドライドがオススメです。
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