鹿児島県の錦江湾にある桜島は鹿児島観光のメインとなる観光エリアで、鹿児島県のシンボルとしても親しまれています。もともとは錦江湾にある独立した火山島でしたが、大正3年の大噴火で本土と地続きになりました。
島は北岳と南岳からなる複合火山で、今でも小規模な噴火を繰り返す活火山です。高さ1,100m以上、周囲50km以上ある桜島には、世界中から観光客が訪れます。また、鹿児島港よりフェリーで15分ほどというアクセスの良さも魅力です。
活発に噴火活動をしている桜島ですが、桜島と錦江湾の周辺地域はその自然と共存しながら人が生活している珍しいエリアでもあり、2013年に日本ジオパークに指定されました。活動中の火山を間近で見ながら散策を楽しめる遊歩道や錦江湾でのカヤック体験のほか、アクティビティやイベントが数多く開催されており、観光シーズンは特に賑わいます。
桜島は、鹿児島の伝統野菜でもある桜島大根の産地としても有名で、1本あたりの重量が平均10～20kg、なかには30kg以上もある世界一の重さの大根もありギネスブックにも認定されています。桜島に訪れた際はぜひ、特産物である桜島大根を食べてみてはいかがでしょうか。
このように桜島には観光スポットとして魅力あふれるエリアですが、時間貸駐車場（コインパーキング）の数は少ないため、クルマ観光する場合は事前に目的地の駐車場の有無を確認しておきましょう。

桜島への交通手段は、高速道路や国道220号を利用して陸路でアクセスする方法と、鹿児島空港から高速道路を経由して鹿児島港からフェリーでアクセスする方法の2種類があります。
本土からフェリーで桜島にアクセスする場合、鹿児島港から出港する桜島フェリーが利用できます。桜島フェリーでは鹿児島港と桜島港を15分ほどでアクセスでき、予約不要で先着順で乗船可能です。24時間毎日運行していて、日中はおよそ15～20分ごとに出港しているため、待ち時間もほとんどなく桜島へ向かえます。利用料金はクルマ利用の方は別途料金がかかるため、事前に公式サイトで料金表を確認しておきましょう。
桜島フェリー鹿児島港側には駐車場もあるため、クルマを港にとめて桜島へ向かうこともできます。「桜島港駐車場」は350台以上収容可能な時間貸駐車場（コインパーキング）で、1時間以内の出庫は無料、24時間以内であれば100円で利用可能です。24時間以降は12時間ごとに100円ずつ加算されていきます。※2021年10月調べ
ほかにも桜島フェリーを利用して通勤通学している方を対象にした月極の鹿児島港駐車場も設置しており、日常的に桜島フェリーを使っている方はそちらの利用も検討しましょう。
このほかにも鹿児島港周辺には時間貸駐車場（コインパーキング）が点在しているため、そちらを利用する場合は最大料金の設定を確認しておくと、長時間利用になっても料金が高くなりすぎる心配はありません。

多くの観光客が訪れる桜島では、特徴的な地形を満喫できる自然体験やアクティビティがあります。また、桜島は火山島であるため温泉スポットも点在しており、日帰り温泉や足湯も楽しめます。
桜島に着いたら、まず「桜島ビジターセンター」へ訪れてみてはいかがでしょうか。桜島港からクルマで1分ほどのところにあり、ここでは火山の仕組みや噴火の歴史を知ることができるほか、観光案内もあるため観光で桜島に訪れたとき最初に立ち寄るのにぴったりのスポットです。桜島ビジターセンターには10台ほど収容可能な駐車場があります。
また、桜島にある「有村溶岩展望所」は南岳のふもとにある観光スポットで、全長１kmほどの遊歩道の途中にあります。山だけでなく錦江湾も一望でき、天気が良ければ開聞岳まで望める絶景スポットです。火口からゴーッという鳴動や噴火の爆発音も聞こえることがあり、自然の力強さが感じることができます。30台ほど収容可能な駐車場があるため、クルマでのアクセスも可能です。
桜島で足湯を楽しみたいときは「桜島溶岩なぎさ公園」が足湯も散策もできるため、オススメです。園内には全長100ｍほどの日本最大級の足湯があり、目の前には錦江湾、背後には火山という絶好の眺望のなかで、ゆったり足湯を楽しみながらひと休みできます。桜島溶岩なぎさ公園は烏島展望所まで向かう溶岩なぎさ遊歩道の起点ともなっており、全長3kmほどの道を豊かな自然を感じながら散策も可能です。園内に駐車場はありませんが、周辺に観光用駐車場があるためクルマで訪れる場合はそちらを利用しましょう。

桜島の観光スポットは駐車場が完備してあることが多いため、クルマでのアクセス時に便利ですが、なかには駐車場の用意がないこともあるため事前に駐車場の有無を確認しておくと安心です。

桜島でしっかりした食事をとりたい、桜島グルメが食べたい方は「味の里珍満」や「旅の駅桜島 展望レストラン」へ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
味の里珍満は桜島港からクルマで5分ほどのところにある定食屋で、11時から開店しており、ランチタイムは観光客だけでなく地元住民も訪れるため賑わいます。もも肉を丸ごと1枚使用したチキン南蛮定食は、がっつり食べたい方にオススメです。チキン南蛮以外にも刺身定食や寿司定食といった定食メニューのほか、ラーメン、ちゃんぽんもあり、ボリューム満点のランチが楽しめます。8台ほど収容可能な駐車場も完備しているため、クルマでアクセス可能です。
また、旅の駅桜島 展望レストランは「桜島物産館」というドライブインの2階にあるレストランで、最大で500名が食事できます。桜島の風景を楽しみながら食事ができるこのレストランでは、鹿児島を代表する豚肉を煮込んだとんこつ煮を、定食やカレーといったさまざまな形で味わうことができます。ほかにも黒豚しゃぶしゃぶ膳も予約限定で用意できるため、グルメを楽しみたい方はぜひ予約して訪れてみてはいかがでしょうか。駐車場の用意もあるため、クルマで訪れるときはそちらを利用しましょう。

このように桜島にはグルメスポットが点在していますが、ランチタイムは混雑することもあり、スムーズにクルマをとめられない可能性もあります。桜島は駐車場の数が多くないため、混雑が心配なときは時間をずらして来店すると良いでしょう。

桜島には宿泊できるだけでなく温泉を満喫できる旅館やホテルがあり、宿泊するときはぜひ温泉施設もチェックしてみましょう。
「国民宿舎レインボー桜島」は錦江湾を眺めながら温泉に入れる宿で、通常の宿泊プランのほかに県民限定プランや平日限定プランといった特別な宿泊プランを用意していることもあり、自分に合った宿泊プランが選べます。温泉は日帰り入浴も可能なため、温泉に浸かって疲れを癒したい方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。駐車場の用意もあり、クルマでのアクセスも可能です。
また、「さくらじまホテル」は錦江湾が一望できる全室オーシャンビューのホテルで、錦江湾を望む露天風呂をはじめ、源泉かけ流しのお風呂が楽しめます。さくらじまホテルの温泉は有村町の有村源泉をひいており、湯冷めしにくく、ポカポカと体が温まります。
料理も錦江湾の海の幸や、黒豚のしゃぶしゃぶが選べるようになっており、好きなグルメでお腹を満たせます。50台ほど収容可能な無料駐車場を完備しており、予約不要で利用可能です。

このように桜島にはさまざまな趣向のホテルがあり、駐車場の用意もあるところが多いためクルマでのアクセスもオススメです。ホテルや旅館へ車でアクセスする場合、駐車場の有無だけでなく駐車料金や予約が必要かも確認しておきましょう。

桜島は国内外から多くの観光客が訪れるエリアで、島内には桜島の自然を感じる観光スポットがあるほか、地元グルメを楽しめる飲食店、温泉が満喫できるホテルや旅館と揃っています。駐車場の用意があるところが多いですが、ランチタイムや観光シーズンは混雑に注意しましょう。事前に目的地やその周辺の駐車場情報を調べておくと安心です。
「タイムズのB」の駐車場予約サービスなら事前に車室が確保できるため、鹿児島港周辺にクルマをとめて桜島にアクセスする際、スムーズに移動したいとき利用を検討しましょう。