袋田の滝の特徴
袋田の滝は茨城県久慈郡大子町にある、日本三名瀑の一つです。高さが120m、幅が73mもあり、寒さの厳しい時期になると滝が凍結し、圧巻の光景を見ることができます。冬だけでなく、秋は紅葉、春は新緑、夏は涼と四季折々の景色が楽しめる袋田の滝は、その昔、歌人が「四季に1度ずつ訪れなければ真の美しさは味わえない」と評したことから、「四度の滝」とも呼ばれています。
袋田の滝周辺には温泉宿やホテルもあり、袋田の滝を鑑賞したあとは、温泉につかって日頃の疲れを癒すという観光客も多いです。
袋田の滝へはバスやクルマでアクセス可能です。JR水郡線の袋田駅から袋田の滝へのバスが出ており、10分ほどで最寄りのバス停に到着し、そこから徒歩10分ほどで袋田の滝に着きます。クルマで袋田の滝へ向かう場合には、常磐自動車道の那珂ICから1時間ほど、東北自動車道の宇都宮ICや矢板ICからは1時間30分ほどでアクセス可能です。周辺には「袋田の滝カントリークラブ」があり、休日の朝は観光客だけでなく、ゴルフ客のクルマも多いため、道路の混雑に注意しておきましょう。
袋田の滝の駐車場
袋田の滝へクルマで訪れた場合、町営の無料駐車場が利用できます。
町営の無料駐車場は第一駐車場、第二駐車場と2つあり、第一駐車場は30台以上、第二駐車場は200台以上収容可能です。第一駐車場から袋田の滝までは歩いて12分ほど、第二駐車場からは15分ほどかかります。
また、袋田の滝周辺にあるお店のなかには袋田の滝へ向かう方のために駐車場を提供しているところもあり、袋田の滝から徒歩5分ほどのところにある「滝本屋本店」や「新滝」では、袋田の滝へ向かう方がクルマをとめることができます。駐車料金はかかりますが、お店を利用することで無料になる場合もあるため、町営の無料駐車場ではなくお店の駐車場にクルマをとめたいときは、事前に駐車場利用のルールや割引を調べておくと良いでしょう。
袋田の滝の景観を楽しむ
四季折々の美しい景色が楽しめる袋田の滝は、2ヶ所の観瀑台から鑑賞できます。第1観瀑台は滝つぼまで10mほどの近さで鑑賞できる観瀑台で、袋田の滝の迫力を近くで感じることができます。第1観瀑台の近くにあるエレベーターから上へ50m上がって行くとあるのが第2観瀑台で、袋田の滝の全景が楽しめます。第1観瀑台、第2観瀑台へ向かうには利用料金を払い、袋田の滝トンネルを抜けて行きましょう。また、滝川に架かる吊り橋からも滝を鑑賞できるため、少し離れてた場所から滝を眺めるのもオススメです。
袋田の滝は毎日8時から18時まで開いており、年中無休のためいつでも滝の景観を楽しむことができます。寒い冬になると、気温によっては滝が凍っている姿が見られる袋田の滝ですが、11月から4月までは営業時間が9時から17時までと短くなっているため、訪れる際は注意しましょう。
袋田の滝でのイベントを楽しむ
袋田の滝は、時期によってイベントも開催されています。
- 大子来人~ダイゴライト~
袋田の滝で11月から1月末まで行われるライトアップイベント「大子来人〜ダイゴライト〜」は、大子町の冬の風物詩として知られています。
ミラーボールが設置された袋田の滝トンネルを抜けると、ライトアップされた袋田の滝が現れます。荒々しい岩肌を滝が勢いよく滑り落ちる様子が、ライトアップによって暗闇に浮かび上がり、日中とは違った姿を鑑賞できます。
袋田の滝で行われるライトアップを見に行くときは、町営駐車場や周辺のお店の駐車場を利用すると良いでしょう。
- OSJ奥久慈トレイルレース
毎年、5月から6月頃に開催されている「OSJ奥久慈トレイルレース」は、OSJトレイルランニングシリーズの大会の一つです。トレイルランニングは自然のなかで未舗装のコースを走ってタイムを競うレースで、袋田の滝や竜神大吊橋、東金砂神社など、奥久慈の魅力溢れる景色を楽しみながら走れるコースは、シリーズのなかでも難関といわれています。距離は30kmと50kmの2つあるため、完走できそうな距離でチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
OSJ奥久慈トレイルレース当日に利用できる駐車場は、主催者側から発表があります。事前に確認し、指定された駐車場を利用しましょう。袋田の滝周辺に民間の有料駐車場がありますが、当日は交通規制がかかるため、クルマの移動ができない可能性があります。
袋田の滝周辺で開催されるイベントに参加する場合は、イベント主催者が推奨する駐車場を利用するのはもちろん、交通情報も確認しておくと安心です。
袋田の滝周辺のグルメスポット
袋田の滝に訪れた際は、ぜひ周辺にある人気グルメを堪能しましょう。
- ダイゴカフェ
袋田の滝からクルマで15分ほどのところにある「ダイゴカフェ」は、日替わりパスタなどのランチメニューや大子町産のスイーツが楽しめる古民家カフェです。
店内は古民家を現代的にアレンジし、懐かしさを感じる雑貨やインテリアが魅力のカフェでは、お食事以外にクラフト作家の作品が展示・販売されているほか、大子町のお土産も取り扱っています。
ライブやトークショーなども開催される見どころ満載のダイゴカフェですが、併設の駐車場はないため、周辺の無料駐車場にクルマをとめて訪れると良いでしょう。
- 平林鱒養魚場
「平林鱒養魚場」はニジマスやイワナなどが釣れる釣り堀で、釣った魚を炭火で焼いてその場で味わうことができます。魚だけでなく山菜など大子町の郷土料理も堪能でき、緑あふれるなかでレジャーとお食事の両方が楽しめます。
袋田の滝からはクルマで45分ほどかかりますが、周辺に無料の駐車場があり、釣り初心者でも簡単に釣りが楽しめるため、家族連れやカップル、友達同士などと訪れる方も多くいます。
袋田の滝周辺からクルマで少し移動すると、大子町のグルメが楽しめるスポットが点在しています。駐車場がない飲食店もあるため、駐車場の有無や周辺の駐車場の情報、最大料金の有無などを事前に調べておくと良いでしょう。
まとめ
袋田の滝まではクルマでアクセス可能です。町営の無料駐車場だけでなく、お店の駐車場が利用できるところもあります。また、自宅からクルマで駅まで向かい、バスで訪れる場合は駅周辺の駐車場の料金や最大料金の有無を調べておくと良いでしょう。
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