北九州空港は福岡県北九州市小倉南区にある空港で、2006年3月に旧空港から移転して新北九州空港として海上に開港しました。以前北九州空港として利用されていた北九州空港跡地は、その利便性を活かして、現在では北九州空港跡地産業団地となっています。
北九州空港には、スターフライヤーや日本航空、フジドリームエアラインズなどが就航しており、北九州と東京（羽田）、静岡間を結んでいます。北九州空港から羽田空港までの所要時間は1時間30分ほど、北九州空港から静岡空港までの所要時間は1時間15分ほどです。また、北九州空港は国内線だけでなく国際線のスターフライヤーやジンエアー、中国東方航空が就航しており、台北や釜山、仁川、大連へアクセスできます。
北九州空港からは周辺の主要駅へも、電車やバス、タクシーを利用してアクセス可能です。電車の場合は、北九州空港の最寄り駅である朽網駅を目指し、その先空港まではエアポートバスで移動します。クルマでアクセスする場合は、北九州空港から小倉駅まで北九州都市高速を使って29分ほど、下関ICまでは中国自動車道、九州自動車道、東九州自動車道を使って33分ほどです。
空港の到着ロビー内には複数のレンタカーショップがあるため、クルマで観光したい方にオススメです。観光やビジネスで宿泊する場合は、苅田駅や行橋駅の周辺まで出るとホテルが複数あり便利です。
そのほか北九州空港のターミナルビルにはカフェやお土産店、2階には国内線保安検査場を通過したあとに利用できる「ラウンジひまわり」が用意されています。

北九州空港には、1,780台ほど収容可能な専用の駐車場が完備されているため、北九州空港へクルマでアクセスする場合はこちらにクルマをとめると良いでしょう。送迎の場合は駐車場を利用せず、駐車場前にある一般車乗降場を利用しましょう。
北九州空港の駐車場は、ターミナルビルを出てバス停やタクシー乗り場より先のところにあります。入口はターミナルビルから向かって右手側にあり、出口は反対の左側に設置されています。入庫から1時間は無料で利用でき、その後1時間から2時間までは200円、2時間を超えた場合は1時間ごとに100円加算されていきます。入庫後24時間、48時間、72時間ごとに最大料金が設定されていて、出庫時はターミナルビル内か駐車場管理連前に設置されている事前精算機で駐車料金を支払う必要があります。
北九州空港の専用駐車場は、大型連休や年末年始、観光シーズンなどの繁忙期には混雑が予想されるため、混雑を避けるには少し離れたところにクルマをとめて公共交通機関でアクセスするパークアンドライドの利用も検討しておきましょう。苅田駅や小倉駅周辺には時間貸駐車場（コインパーキング）が点在しています。時間貸駐車場（コインパーキング）を利用するときは駐車料金や最大料金の設定を確認し、長時間利用になる場合は最大料金の設定があるところを選ぶと良いでしょう。

北九州空港にはレストランやカフェがあり、搭乗前に食事を楽しむことができます。

• ダイニングれすとらん海彩
  ターミナルビル3階にある「ダイニングれすとらん海彩」は、麺類から丼、定食と幅広いメニューを揃えており、セットでドリンクも注文可能です。デザートメニューもあり、ケーキメニューにはドリンクセットも用意されています。


• カフェ・ロゼ北九州空港店
  「カフェ・ロゼ北九州空港店」は2階出発ロビーにあるお店で、モーニングセットが販売されているため朝から空港を利用する方にオススメです。ドリンクメニューが豊富で、休憩したいときに利用すると良いでしょう。コーンスープ、ミネストローネとスープも用意されています。


• 空の丘 sun meets the moon
  「空の丘 sun meets the moon」は2階国内線搭乗待合室内にあるお店で、カレーやうどんといった軽食が食べられるほか、九州のお土産も販売しています。搭乗時間を待つ間に小腹を満たしたり、買い忘れたお土産の購入もできて便利です。

北九州空港の駐車場は1時間無料で利用できるため、食事をするためだけに訪れたとしても、1時間以内であれば無料でクルマをとめられます。

北九州空港にはコンビニエンスストアや免税店と、お土産が購入できるショップも複数店舗入っています。

• 豊前街道ふるさとコーナー
  「豊前街道ふるさとコーナー」は、国際線チェックインロビー2階にあるショップです。下関土産として人気のちくわ「ふくっ子」や九州限定グッズ、明太子やお菓子、アイスなどを取り扱っています。


• BLUE SKY
  「BLUE SKY」は、国内線チェックインロビー２階にあるショップで、複数ブランドの明太子を取り揃えているほか、「かば田の昆布漬け辛子めんたい」のほか、キーホルダーも販売しており、食品以外のお土産も手に入ります。


• 空の丘deep sky corner
  「空の丘deep sky corner」は、国内線チェックインロビー2階にあるショップで、100％天然酵母で作られた「三日月クロワッサン」を購入できる場所として知られています。ほかにも福岡の隠れた名土産「なんばん往来」やスターフライヤーのオリジナルグッズも購入することができるお店です。

お土産以外にも北九州空港で購入できる食料品などがあり、買い物に訪れるのも良いでしょう。北九州空港の駐車場は、大型連休や年末年始、観光シーズンなどは混み合うため、その時期に訪れる場合は少し離れたところにクルマをとめて、公共交通機関でアクセスするパークアンドライドの利用、または予約制駐車場の利用がオススメです。

北九州空港周辺には観光スポットが点在しています。

• 曽根干潟観察公園
  「曽根干潟観察公園」は北九州空港からクルマで12分ほどのところにあり、曽根干潟の広さは市内最大級ともいわれています。曽根干潟では、ズグロカモメやダイシャクシギ、アオギスといった鳥や魚たちを観察することができるほか、運が良ければ生きた化石と呼ばれるカブトガニの姿も見られることもあります。
  駐車場の用意はないため、周辺の時間貸駐車場（コインパーキング）にクルマをとめましょう。


• 向山公園
  北九州空港からクルマで15分ほどのところにある「向山公園」は、スポーツ施設や子供が遊べる遊具を完備している公園です。春には園内の桜が満開となり、地元住民や観光客が訪れるお花見スポットとしても親しまれています。向山公園には駐車場の用意もあり、クルマでアクセス可能です。

このように北九州空港周辺には散歩や子供と訪れるのにぴったりのスポットが点在していますが、駐車場がないところもあるため事前に目的地の駐車場情報を確認しておきましょう。駐車場の用意がない場合は時間貸駐車場（コインパーキング）の利用が便利です。

北九州空港は、国内線と国際線が就航しており、北九州の空の玄関口として多くの方に利用されています。大型の駐車場も完備しているためクルマでのアクセスも可能ですが、大型連休などの繁忙期には混雑が予想されます。
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