青森県十和田市にある奥入瀬渓流は、四季折々の自然を堪能できる景勝地です。十和田湖の子ノ口から焼山まで14kmほど続く流れが奥入瀬渓流と呼ばれており、国の特別名勝、天然記念物に指定され、豊かな自然が保護されています。
奥入瀬渓流沿いは、車道と遊歩道がきちんと整備されているため、誰でも散策しやすいことが魅力の一つです。所要時間や見どころによって散策ルートを選ぶことができるため、何度訪れても楽しめます。また、レンタサイクルも用意されているため、大自然の中を自転車で駆け抜けるのも気持ち良いでしょう。奥入瀬渓流唯一の売店である「石ヶ戸休憩所」では、ラーメンやうどんといった食事も楽しめます。

奥入瀬を代表する景観として有名なのが、激しく流れる水が作り出す「阿修羅の流れ」です。新緑や紅葉の名所として親しまれ、テレビや雑誌など奥入瀬渓流を紹介する際にたびたび使われている景観であり、休日は特に絵を描く方や写真を撮る方で溢れています。新緑は5月から6月、紅葉は10月中旬から下旬頃が見頃となるため、ぜひこの期間に訪れてみてはいかがでしょうか。

奥入瀬渓流へのアクセスは、クルマかバスが便利です。東京・盛岡方面からクルマでアクセスする場合、最寄りのICである十和田ICから奥入瀬渓流までは1時間15分ほどとなります。また、青森駅、新青森駅、八戸駅から運行している十和田湖休屋行のJRバスでアクセスすることもでき、主要な中継地点や奥入瀬渓流の各見どころで停車するため、事前にどこで下車するか調べて決めておくと良いでしょう。

奥入瀬渓流へクルマでアクセスする場合、「焼山駐車場」もしくは「休屋駐車場」のどちらかにクルマをとめて、有料のシャトルバスで向かいましょう。
焼山駐車場とは、「十和田湖温泉スキー場1」と「十和田湖温泉スキー場2」の2つの駐車場のことで、合計250台ほど収容可能ですが、無料で開放されているため混雑している可能性が高いです。
十和田湖周辺にある休屋駐車場は、「休屋北駐車場」と「休屋南駐車場」に分かれた大型駐車場で、合計640台ほど収容可能なためシーズン中や休日も利用しやすいですが、1回500円の料金がかかります。

奥入瀬渓流周辺には、ほかにも駐車場が点在しているため、訪れる前に複数の駐車場候補を調べておきましょう。また、青森県では奥入瀬渓流にてマイカー交通規制を実施しており、期間中はエコロード区間が通行止めになるため、あらかじめ調べておくと安心です。
奥入瀬渓流は新緑や紅葉の季節には、四季折々の自然が楽しめるほか、周辺にはさまざまな施設が揃っているため、多くの観光客が訪れます。特に休日は混雑しやすいため、駐車場が混雑しやすく、入庫まで時間がかかることもあります。混雑を回避したい方は、バスが停車する駅周辺の時間貸駐車場（コインパーキング）を利用し、奥入瀬渓流まではバスでアクセスすることも検討しましょう。

奥入瀬渓流では定期的にイベントが開催されています。 特に有名なのが、奥入瀬渓流の冬の自然美を楽しむことができる「奥入瀬渓流氷瀑ツアー」です。渓流の随所にある滝は、冬になると大迫力の氷瀑や氷柱となり、ネイチャーガイドと一緒に巡るバスツアーが例年12月中旬から2月後半にかけて行われています。 期間中毎日運行している「氷瀑ナイトツアー」では、バスとライトカーがセットで運行し、ライトアップされた5ヶ所を鑑賞します。昼間では味わうことのできない幻想的な体験が人気を集めており、大人も子供も楽しめます。気になる方は、事前に公式サイトで申し込みをしておきましょう。

また、土日祝日に運行している「「ネイチャーガイドツアー」は、昼間のツアーとなるため、遅くまで滞在することのできない方は、こちらのツアーがオススメです。「十和田市現代美術館」では、氷瀑ツアー開催期間にあわせて氷瀑ツアーとコラボした限定スイーツが登場するため、そちらも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

休屋地域と焼山地域で開催される「エコロードフェスタ」は、木登り体験、もの作りなど親子で楽しめる内容となっています。また過去には、景品付きのスタンプラリーも開催されており、より楽しく散策ができるようなイベントが今後も行われる可能性があるため、興味のある方は公式サイトをチェックしておきましょう。

このように奥入瀬渓流では定期的にイベントが開催されますが、イベントのある日は駐車場が混雑しやすく、入庫まで時間がかかることがあります。スムーズにクルマをとめたい場合は、周辺にある予約制駐車場を利用すると良いでしょう。

大自然を楽しんだあとは、居心地の良いホテルや旅館に泊まり、より旅を充実させてみてはいかがでしょうか。奥入瀬渓流は人気の観光地であるため、全国各地から毎年多くの観光客が訪れ、周辺には複数のホテルや旅館が存在しています。
特に、星野リゾートが運営する「奥入瀬渓流ホテル」は、宿泊者限定の数々のアクティビティーが用意されており、「渓流オープンバスツアー」では開放感のあるオープントップバスで奥入瀬渓流を周遊できると人気のホテルです。夏には本格的な渓流釣り体験ができるツアーもあり、専門ガイドが同行するため釣り初心者の方も安心して参加できます。事前予約が必要なアクティビティーも多いため、宿泊する際は事前に調べておくと良いでしょう。

ほかにも奥入瀬渓流温泉には宿泊施設が多数あるため、料金やサービスを見て、自分好みの宿泊施設を探せます。また、なかには日帰りで楽しめる温泉もあるため、宿泊の予定がない方や2日目は別の温泉を楽しみたい方は、そちらも確認しておくと良いでしょう。

このように奥入瀬渓流周辺にはホテルなどの宿泊施設も複数あり、駐車場を完備しているところも多いため、クルマで訪れることもできます。駐車台数に限りがある場合もあるため、宿泊施設へクルマで訪れるときは事前に駐車場情報を確認しておきましょう。

奥入瀬渓流周辺のおでかけスポットを紹介します。

• 奥入瀬渓流温泉スキー場
  奥入瀬渓流からクルマで15分ほどのところにある「奥入瀬渓流温泉スキー場」は、さまざまなコースが揃っており、レベルに合わせてみんなで楽しめるスキー場です。ほぼ全面緩斜面のファミリーゲレンデやスクールもあるので、子供連れや初心者の方も安心して訪れることができます。ゲレンデの下には、奥入瀬渓流温泉があるのでスキー・スノーボードを楽しんだ後は、温泉でリラックスできるのも魅力です。駐車場が完備されているため、クルマでアクセス可能です。


• 十和田湖
  奥入瀬渓流へと続く「十和田湖」は、20万年ほど前に始まった火山活動により誕生したカルデラ湖であり、最深326mほどと日本で3位の深さを誇る湖です。青森・秋田の両県にまたがり、北の景勝地として知られています。休屋と子ノ口からは遊覧船が運航しており、水上からはまた違った景色を楽しむことができるでしょう。また、十和田湖沿いには飲食店が多く出店しており、ランチも楽しめます。休屋駐車場など、周辺に駐車場が複数設置されているため、クルマで訪れるときはそちらを利用しましょう。

このように奥入瀬渓流周辺には大人も子供も楽しめるおでかけスポットが点在しており、駐車場を完備しているところも多いため、クルマでのアクセス時に便利です。

奥入瀬渓流は自然豊かな観光スポットで、休日になると多くの観光客が癒しを求めて訪れます。駐車場もありますが、観光や紅葉シーズンは混雑が予想されるためクルマで訪れるときは駅周辺の駐車場を利用し、バスでアクセスするのも良いでしょう。 「タイムズのB」の駐車場予約サービスなら事前に車室を確保できるため、混雑が予想されるときでもスムーズにクルマがとめられます。おでかけの際、ぜひご利用ください。
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